バーバリー、アジアでの広がり

バーバリーコートはギャバジンといって寒さに強くハリのある素材が魅力です。 特に高温多湿なアジアでは、軽さもあり見た目も洒落たバーバリーコートは人気ですね。

バーバリーがアジアで人気があるのは、アジアの若者を中心とした商品開発を続けているからだと思います。 同じライセンス契約で破綻したアクアスキュータムは、バーバリーと同じ様に士官用のコートとして人気が出た事から英国王室御用達ブランドてして長く紳士、淑女に愛されてきました。

どちらも伝統のあるブランドですから高級品でそれなりの地位にいる男女が身に付けるイメージがあります。実際に顧客も貴族や王族が多いわけですから、日本でもハイソな人達が身に付ける高級品というイメージが付いています。

それを打破する為にアジアのヤング層向けに三陽商会が独自開発したのがバーバリーブラッレーベルです。 高級ブランドでありながら、ヤング層を取り入れるクオリティの高いお洒落なラインは忽ち若者を魅了します。

カップルでもバーバリーを身に付けられるようにと、先にレディスブランドのブルーレーベルを開発しました。 その後、ブラックレーベルが市場に出た事でいっきにバーバリー熱がアジアに広がったのではないかと思います。アジアの若者はブランド品に弱いので、高級ブランドが洒落たデザインで手に入るとなれば飛び付かないわけはありません。

衣類からバック、小物までバーバリーブラックレーベルの人気は今だに衰える事はありません。 ハイセンスである事や、有名な高級ブランドよりも手に入れやすい事も魅力の一つになっているのでしょう。

衣類は低迷気味ですが、手頃なバックや革小物は変わらず好調な動きを見せていて海外かバーバリーブラックレーベルをわざわざ買いにやってくる人も後を立ちません。
アジアの体型に合わせたデザイン、気候や嗜好を細かく取り入れて本家バーバリーよりも手軽に身に付けられる事もアジアでの人気が高く広がりを見せていると言えますね。

体型の違いをカバーするには、衣服のデザインをアジア向けにするしかない。 その強い思いがバーバリーブラックレーベルを作りアジアでのシェアが高い理由なのでしょう。

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