メンズのトレンチコートの着こなし術

メンズのトレンチコートの着こなし術

春先や秋口に着るトレンチコート。
女性でも素敵ですが、男性がさらりと着こなすのも素敵で私は好きなアイテムの1つです。
他のコートとは違い、トレンチコートには張りがありストレートなシルエットが特徴なので、着こなしが難しいアイテムの1つでもあります。

◆色の選び方

メンズのトレンチコートの着こなし術
主にメンズのトレンチコートには黒・グレイ系、ベージュ系、ホワイト系の3種類のカラーがあると思います。
それぞれ難易度が高いのですが、最もカジュアルに日常的に使える色はベージュです。

明るいベージュは顔を明るく見せ、清潔で社交的なイメージに見えます。
コーディネートとしてはデニムやシャツ、黒のパンツはよく合いますし、
フロントボタンを外してラフに着崩しても良いです。
また小物にデザイン性のあるハットやストールなどを合わせて、遊び心を加えても素敵です。
その分、トレンチコートの下に着るのはシンプルな方がオシャレな印象になります。

黒・グレイ系は、プライベートでもビジネスでもどちらのシーンにも活用できます。
ビジネススーツの色とも同系色で間違いなく相性は良いですし、
プライベートではシャツや細身の色の濃いデニムにもよく合います。

グレイは、明るい色の服を合わせる方が素敵です。
同じ色調のベージュやホワイトと合わせたり、
明るい色のインナーにボトムは濃い色を合わせたりしても
雰囲気がぐっと引き締まって見るので、素敵です。

ホワイトやオフホワイトは、ビジネスシーンによく合います。
男性がアウターにホワイトを持ってくるところの難しさは、
ボトムスや小物の色や形がより強調されてしまうことです。

メンズのトレンチコートの着こなし術
ホワイトのトレンチコートを着る場合は、
トレンチコート自体にベルトやポケットに遊びがあって、
シルエットがストレートになりすぎないことが重要です。

白という色自体がシンプルやまっさらな状態をイメージづけてしまうので、
デザインがシンプルなものは中に着るものが強調され過ぎてしまうからです。

シンプル過ぎるデザインは外国人モデルがショーや雑誌などで着る分には映えるかもしれませんが、 日本人男性が着る場合は難しいアイテムの1つです。

◆デザインについて

まず丈の長さですが、ハーフ(腰丈)とロング(膝下丈)がありますが、比較的ハーフの方がカジュアルです。
ロングは、プライベートにもビジネスにも使えるので便利です。
また裾がストレートになっているものとフレア(Aライン上に広がりがあるもの)がありますが、どちらでもあまり大差はありません。
ストレートでも、ウェストベルトで締めて着ることもあるので、雰囲気は似たようなものになります。

次に襟ですが、テーラードカラー(きざみ襟)の場合、一般的には衿が大きい方がカジュアルで、小さい方がビジネスシーン向きです。
他にステンカラー(シャツ襟のような感じの折返した襟)は、大きさで用途が分けられることはなく、コートの色で印象づけられます。

またフロントボタンのデザインですが、1列のものはシンプルでストレートに見え、
ダブルボタン(2列のもの)はモードでデザイン性のある印象を受けます。
またダブルの方が比較的男性らしいがっしりした印象に見えます。

自分が使うシーン(用途)や自分の手持ちの服と合わせてから、自分に合ったトレンチコートを選びましょう。

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