BBL USED コラム

三陽商会バーバリーとのライセンス契約の動向

三陽商会はアパレルメーカーの中でも大手の企業です。
子供、婦人、紳士を手掛けていますので企業は大きく毎年動向が注目されています。

三陽商会の看板はバーバリーで、売り上げの殆どがこのバーバリーで占められている事がかえってネックになっているようですね。 元々はバーバリーコートを日本で展開し需要を増やす事で延びてきた企業です。
英国バーバリー社との直接ライセンス契約を結ぶことで信頼ある会社として成長してきました。
独自のバーバリーブラックレーベルや、ブルーレーベルを立ち上げる事で、従来のバーバリーファンに加えてヤング層の取り込みに力を入れてきました。

ビジネスラインに加えカジュアルラインも豊富に取り揃えて、今ではヤング層に人気のブランドにまで成長しています。 ビジネスラインは変わらず好調な動きですが、元来のカジュアルはアメカジの需要が高くブリティッシュカジュアルが日本では馴染みが少ない事から、セレクトショップやラルフ・ローレンなどのカジュアルに押されているのは仕方がないところでしょう。

バーバリーブランド自体が百貨店中心の展開となるために、売り上げを大きくしめる百貨店の落ち込みが企業を圧迫しているともいえます。 以前から懸念されていた、バーバリー社とのライセンス契約についても平行線を辿る一方で、伝家の宝刀である「バーバリー社とのライセンス契約」が今後の三陽商会に何らかの刺激を与えるのは間違いない所でしょう。

全体的にアパレル企業の売上が低迷しているのは、セレクトショップやユニクロなどの決算報告を見れば解りますが、お洒落だから安いからと無駄買いをする消費者が年々現象にある事や、高品質一点買いの消費者が増えているのもアパレル業界の締め付けの一つになっています。

ライセンス問題は三陽商会だけでなく、色んな処で独自開発に動いているアパレル企業が多なっています。
ライセンス元が日本での展開より独自企業として日本に進出する事で利益を挙げようと考えている事も要因の一つ。 地域で感性や嗜好が違うのは仕方がないことで世界共通の製品をこれから展開するのが難しくなっている事もあげられます。日本側のライセンス契約による売上と本社サイドの思惑がどう変化していくかが今後の動向の鍵となるでしょう。

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