BBL USED コラム


バーバリーの業績

バーバリー

老舗ブランド英国バーバリーの業績低迷期

英国バーバリーは、イギリスの中高年層に向けたブランドとして、1970年代あたりまでは富裕層が主な顧客でした。しかし、バーバリーを身に付ける顧客の変化によって、“バーバリー=不良”というブランドとして、イギリスでは一時期イメージが著しく低下しました。その頃、日本ではバーバリーを展開するにあたり、日本人向けの製品として三陽商会が企画・製造を行う意向へと話が進みました。90年代には男性用の「ブラックレーベル」女性用の「ブルーレベル」が立ちあげられ、バーバリーブームは空前の大ヒットとなりました。しかし、デザイン性を高めてブランドはカジュアル化し、高級ブランドとしての付加価値は低いものへと変化しました。

初伝統を重んじる姿勢に変化した英国バーバリー

バーバリーでは、ブランドイメージの低下や業績が低迷していた事を機に、ブランドの代表的なアイテムであるトレンチコートの存在や、ギャバジンのような高品質素材を生み出した歴史あるブランドとして、改めて自社が持つ強みに焦点を合わせました。“古臭い・ダサイ”と言った悪いイメージを払拭しながら、伝統のスタイルを守っていく新たな試みを展開していき、20代、30代から支持されるような製品作りを目指しました。原点回帰とも言えるバーバリーの姿勢は、低価格やトレンドを優先されたライセンスレーベルの終了宣言に始まり、オンラインショッピングの展開など、時代に合わせたマーケティングを取り入れていきました。SNSなどを屈指した情報提供にも力を注ぎ、英国バーバリーは再び高級ブランドとして息を吹き返しています。

近年のバーバリーの業績と売上高について

2011年からオンラインショップの展開を始めたバーバリーでは、2012年度の決算では前年比26%増加の3億7600万ポンド(5億9400万ドル)となりました。デジタルマーケティングへの積極的な姿勢によって、順調な伸び率を導いたバーバリーでは、新たな顧客獲得にも力を入れています。例えば、シカゴ、ロンドン、香港といった富裕層が集まる主要都市に店舗を拡大していく方針を明らかにしていたバーバリーでは、設備投資として2012年に1億8000万を予算に提示しました。その後の売上高は、アジア太平洋地域で増収率41%と大きな売上高を記録し、米国・欧州の15%を遥かに超える形となりました。富裕層へのターゲット層を絞り込んだことから、見事に予想が的中した形となったバーバリーは、今後も富裕層に向けた大規模店のオープンを予定しています。日本でも2013年には、インポート最大規模のバーバリーショップとして神戸店がオープンした事でも話題となりました。2013年の10月〜12月の小売売上高は、前年比14%増の5億2800万ポンド(およそ8億7000万ドル)となり、アナリスト達の平均予想を上回る結果を達成し、今後も業績好調が予測されます。
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